影の守護者は闇に潜む
「その中には死にたくなかった人も沢山含まれてる。もちろん、君の弟くんも。そんな人がいるのに、自ら命を断つ、なんて、すごく申し訳ないと思わない?」

「…………」

僕はゆっくりと腰を浮かせた。

「じゃあ、またね」

「待て」

「何?」

「お前…名前は?」

「ヤザル。君は…?」

「レイだ。ヤザル…私は……お前を護る。もう二度と、『光』を失いたくない」

女の子…レイは立ち上がり、僕を見た。群青色の目が僕を見つめる。

「よろしく」

「こちらこそ」

短い挨拶を交わし、僕らは走り出した。
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