草食君の説明書★


「梓!!」






また呼ばれた。

それと同時に一気に顔が熱くなった。
だってだってだって…






「か、和馬」


「俺がきちゃいけなかったわけ?」


「いい・・ちがう。」






少し皮肉っぽく文句を言う和馬。
それをなんとかなだめるあたし。
隣で今にも噴き出しそうな泰助。

両手に自販機のジュースを2つ抱えて・・・って?!






「なんでジュース?」


「泰助に頼まれたから」






話がさっぱり分かりません。

部活の途中なのか、若干腕まくり。
買ってきたジュースを一気飲み。

って、あたしの疑問点どこにいった?






「俺が和君呼んでん」


「・・・・なんで?!」


「いやー、どんな反応かなーって」






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