秘密の同居



「…そういえば、お前と向き合って飯食うのって初めてだよな。」


『そうだね…』


改めてそんな事を言われると、また変に緊張してしまう。
いつも横に並んで食べているので、本当に変な感じだ。


「…それ、美味い?」


『え?
うん、美味しいよ。
ほら、中にお餅入ってるの。』


スプーンで掬ってオムライスの中を見せた。


すると、夏木君があたしの手を掴んでそのままスプーンを口に入れた。
いわゆる、アーンをしたのだ。


『…………………っ』


カァッと顔が赤らんだ。


< 197 / 435 >

この作品をシェア

pagetop