秘密の★オトナのお勉強①



「ちょ…ストップ!」



「ヤダね」




あたしは最後の力を振り絞って貞永の身体を押すけど、やっぱり女の力など男には効かない。


しかも、コイツは狼。

仮に効いていたとしても、そのまま行為を続けるのがオチだろう。




「というかさ?あゆは俺と付き合ってたクセに、ちっとも俺の事分かってないんだな」



「え…?」




あたしは横へと逸らしていた顔を、正面に持っていく。


そこには、完全に「野獣」と化した貞永がいた。




「俺って男はな?抵抗された方が燃えるんだよ」



「も、燃えるっ?」



「ああ。抵抗された方が欲情すんだよ」




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