千恋 第1部

ちょっぴり大人な喫茶店。


今日はここでお昼ご飯。




「はい、唯…」

翔也がさっき買った青虫のキーホルダーを私に渡した。


「あ、ありがとう!やっぱり可愛い…」


苺を食べる青虫。


「翔也は梨のやつだよね?」


「あー、うん」


「どこにつける?」


翔也も梨を食べる青虫を取り出した。


「…ケータイ?」



「いいね!じゃあ一緒に、ケータイにつけよっ!」


私達は自分のケータイに青虫をつけた。

…青虫…って言ったらリアルな青虫っぽいな…



「あー!!可愛い!!」


ピンクのケータイに苺を食べる青虫はよく合った。


翔也は黒。

……若干、青虫が浮いてる。




「いいよ!!すっごい!!ありがと♪」


「……そんないいかぁ?」




だってケータイは離れてる私達を繋ぐ唯一の道具。


その大事なケータイにおそろいの青虫♪

……のキーホルダー…



なんかもっと私と翔也の愛情が深まった気がする!


………青虫で!!


< 212 / 271 >

この作品をシェア

pagetop