プラチナの誘惑
「このリストに書いてある景品を買いに行くから付き合ってって言ってるの

創立記念パーティーの買い出し担当っていうの、
忘れてる?

愛して欲しいわけじゃないから」

淡々と言って溜息をつく。

「ふーん」

私の手からリストを取り上げて、一通り目を通した後

「どう考えても車出さないと運べる量じゃないよな」

不機嫌な声に、私の気持ちも更にげんなり。

「…で、買い出しにつきあうのつきあわないの?」

ため息まじりの声を隠そうとせずにうなる私に
怪訝そうな顔を向けた奴は

「つきあうけど?
俺行かなきゃお前どうすんの?
一人で行くわけ?」

「…宣伝部の後輩つれてく」

「ふーん」


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