涼×蘭
涼の部屋から出てしわくちゃになったスーツを確認する。アイロンかければ大丈夫か……?

涼は気付いてなかっただろうけど、車から降りて叔父さんにおやすみなさい。を言うまでの間ずっと俺のスーツの裾を握っていた。

「やれやれ……」

まだまだガキなんだから……。

涼には教えなきゃならないことがありすぎる。まずは抵抗というものを覚えさせなければ……。

蘭に示しがつかないでしょう?
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