涼×蘭

「さて、」

「？」

「ユウの飼い主を探しましょうか」

「はい？」

「ユウの飼い主を探しましょうか。と言ったんです。いつまでも大翔が抱えてるわけにはいかないでしょう？」

「……」

たしかに……あの状態じゃ自由に動くことはできない。

「それに、涼の本家にはまだまだ部屋があるんですよ？」

「いﾞっ……？！」

第一回目で相当痛い目にあっている玲は鷹の言葉に直ぐ様反応した。

「さ、迷わないように行きましょうね。見つけたら、携帯に連絡を入れてください」

「はい……」

「大翔もユウの飼い主を探しましょう」

「……はい」