涼×蘭
流石、最上階なだけあって、ガラス張りの窓からは綺麗な夜景が見える。

「あー、来た来た。二人ともおせーよー」

「もう皆来てるよー!」

「すまんすまん」

「凡人たち、何してたんだよ」

あんなこと、やらこんなこと、はしてねぇよな?

「何もしてないよ! ちょっと涼が渋ってただけで……」

「え? 涼が?」

「何だよ……」

「いや……その、何で?」

「どうせあれだろ? 飯食いたくなかったとか、その辺?」

「……」

「お、図星!」

「うっせぇ! 分かってるなら聞くなーっ!!」
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