ラブリーホーム*先生の青③




「だぁ――――――」



夜、布団に入ると
どっと疲れが出て
変な声を上げた



先生は青波のお尻を
ポンポンしながら
「疲れた?」と訊いた



「ううん、疲れてないよ
疲れるはずがないよ
郁弥くん、
めちゃくちゃいい子だし」




『お手伝いさせてください』



何かと郁弥くんは
私にそう言った


しかも気を使ってる風ではなく
とても自然に



何もないから大丈夫だよ
私がそう言うと
郁弥くんは青波の元へ行き
遊んでくれた



いい子だ
いい子すぎる
出来すぎ



「まだ、慣れないんだろ」


先生の言葉に
うなずきかけるが
郁弥くんが慣れないなら
話は分かるけど
ナゼに私が慣れないんだ



「先生の弟とは思えない
礼儀正しさだよね」


スッと先生の腕が
こちらに伸びてきて
デコピンされた



痛いなぁ
オデコをさすると
青波が口をクチュクチュ
鳴らすのが聞こえる


先生は青波がせがんでも
あの手この手で誤魔化し
立って抱っこをせず
寝かしつけた



最近やっと青波も
それに慣れたらしい


なんか初めて
先生の辛抱強さを見た気がして
尊敬しつつ、少し悔しい



パパに負けた



そう感じてしまうのだ




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