ラブリーホーム*先生の青③




「――――――……っ!
ちょっ……、やだ、離してよ」


身をよじって抵抗すると
先生はすねた声を出して


「やっぱり起きてた
なーんで無視すんだよ」


「な、なんでって
本当に寝てたんだよ
っていうか、
手、手ぇどいてよ」


先生の手はパジャマの中
しっかり胸を掴んでる


「いいよ
イチがオレんとこ
来てくれんなら」


………始まった
すぐ それなんだから


「今日はイヤ」


「なーんで」


「なーんでって………」


「まだ怒ってんの?
次の休み、動物園でも
どこでも連れて行くから
もう いい加減にやめよう、な?」



いい加減にやめよう、な?って
なに その言い方~
ちゃんと反省してんのかな



………むぅ
なんか、なんか
納得できない
その態度………



ムカついて
黙り込んでると


「……オレは別に
ここでもいいけど」


先生はちゅって
耳にキスをして
首筋を舐め
パジャマの中の手を動かす



「ちょっ……やだ
本当にやだ、やめてよ」


手をほどこうとすると
先生は締め付けるように
私を抱きしめ
首筋に唇を押し付けながら


「だから、なんで?」


「なんでって……
そういう気分じゃないし」



私がそう言ってる間にも
先生はお構い無しに
耳や首筋を
せわしなく吸ったり舐めたり



なんか、なんか
こういうのって
なんか違くない?





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