風が吹く中で
俺は躊躇せずに襖を開けた


「…」「…」


目を見開き上目使いで見つめられる


つか…六畳位しかない、しかも布団しかない狭い部屋に女は座っていた


「お前、他の部屋にした方が良いんじゃ?」


「…いえ、私はここで良いですよ」


微笑む女からなぜか視線を逸らした
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