風が吹く中で
その日から遥ちゃんは学校で会うことがなかった


翔は授業を出ずに生徒会室で毎日過ごす。俺達ともほとんど話さなくなってしまった


俺は翔に内緒で川井家の護衛をしている兄貴に話しをした。

「遥さんは一人娘だからな。多分卒業後また見合いするだろう」
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