先生のビー玉
第1章 1学期

部活

お疲れ様ですっ」

後輩の近藤由梨が声をかける。
ココは放課後のパソコン室。
声をかけられたのは副部長の戸田佳奈。

「お疲れ~」

面倒くさそうに机にうつ伏せになる佳奈。

「まだですか?部長は」

とまたもや質問。

「絵里?えっと…まだなんじゃない?教室は別々にでたからさ」

と答えると、

「先輩、疲れてます?」

「疲れてるって言うかさ、なんで私が副部長なわけ?
いっぱい居るでしょうが…」

「だって、先輩たちって幽霊部員が多すぎますよ」

との答えにまたもやため息をつく佳奈。
そう、このパソコン部は幽霊部員が多すぎる。
卒業アルバムに載せる写真撮影のときだけ膨大な部員になる。
普段は…5人程度しか居ないのだが…

そう、5人のみ。

で、3年になり、部長と副部長を決めるのに抜擢された理由が…

無欠席だったから。

まぁ、部長の絵里は成績優秀で容姿端麗だからだろう。

「まぁね…っていうかさ、今日は何すんだろ…
ちょっと顧問のところに行ってくるわ」

ノソッと立ち上がると、準備室に巨体が現れた。



< 1 / 442 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop