先生のビー玉
「すまんっ」

車から顔を出して謝る彼。
そして、トランクを開け…

「荷物は後ろに乗せて」

「入れてくれないのですかっ」

「自分でいれろ」

「ケッ、佳奈、荷物」

「あ、ありがと」

「先に乗ってな」

貴子はトランクに行き、自分の分と佳奈の荷物を入れ込む。

「戸田、助手席に乗るか?」

彼が言う。
すると…

「あぁ、私は後ろで寝るから、佳奈は助手席っ」

後ろから怒鳴る。

「お前はうるさいっ、戸田、乗れ」

と言われ、助手席に乗る佳奈。
貴子も後部席に乗る。

「じゃ、行きますか」

出発させる彼。
と、出発も間もなく…後ろからは寝息が…

「こいつはこんなに寝つきがいいのか?」

呆れたように言う彼。

「…泊まりに来ても…すぐ寝ちゃいます」

とうなづく佳奈。
彼も大きくうなづいていた。


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