姉×弟-secret love-
「パタン」



と蓮斗が扉を閉める音を確認してから



へにゃんと床に腰を下ろした。



私は元々、耳元で何か言われるのが苦手。



そんな事を知ってて蓮斗は耳元で囁いた。



おかげで、胸の高鳴りが止まらない。



「私…どうしたんだろ?…だって蓮斗は弟…だ、よ?」



熱く真っ赤に染まった顔をパタパタと手で扇ぎながら



私は自分自身に言い聞かせるように言った。
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