願いはひとつだけ…
先生が来たばかりの頃、
かなりイケメンの部類に入る容姿のためか、
キャーキャー騒いでいた女子達も、
あの冷たい態度にブーイングの嵐、
それに結婚してるってこともあり

今では誰も見向きもしなくなっていた…

それでも私は、見かければ必ず話し掛けた

例え自分の想いが告げられなくても良かった

少しでも先生の視界に入ることが
少しでも先生の記憶に残ることが

再び先生の笑顔を手に入れることが出来るのなら……。

< 12 / 94 >

この作品をシェア

pagetop