願いはひとつだけ…
Ⅵ 苦
23日当日、約束の時間の15分前、来るか分からない先生を、寒さに弱い私は、体を揺らしながら待っていた。


あんな突拍子もないお願い、先生は来ないかもしれない…


そして約束の5分前、見慣れない私服だけど、見間違える訳がない先生の姿が私の視界に入ってきた。

それだけでもう泣きそうだった…

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