王子の命令は絶対です!


「ちー君…、最近智高くん元気?」


『うん、元気だよ』

智高の話しばっか…


「そっか、ならよかった。」


『俺なんかでごめん…手帳拾ったの智高なのに俺が渡しちゃったから。最初っから智高が渡せば…』


「なんでちー君が謝るの?アタシはちー君だから嬉しかったんだよ…」


『それってどういう意味?』


「不器用で上手く言えないけど…うん。」


『好きだよ。』


「え?」


『俺、女好きとか言ってるけどそんな俺を変えてくれたのは心ちゃんなんだ。初めてこんなに好きになったのも心ちゃんが初めて。』


「喧嘩最強でもいいの?」


『それがいいの、それも含めて全部の心ちゃんが好き。ほしいんだよ!』

「うん…こんな男みたいなアタシでよければ」


『心ちゃんは全然、男みたくないよ。いくら喧嘩が強くても意地張って強がってても女の子なんだよ。俺は女の子としか見てない!』


「ありがと…アタシ、ちー君が好き。」


『やっと言ってくれた(^ー^)俺、いっつもテンション高くて馬鹿みたいけど心ちゃんのためだったら男らしくなる!心ちゃんは俺が守っからな!★』


「ありがと。」


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