ウソナキ。

そしてアタシは彼のその言葉にうなずく。


手を繋ぐことで。

ただお互いの存在を確認して
そして傷を慰めあうような。

慰めあいながらクリスマスの日を待つ。


そんなことを思いながら
見上げた青い空は、


どこまでも

澄みわたっていた。




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