ウソナキ。

タクミくんは少し考えてそれから笑いながら言った。


「よかったら・・・どうぞ?」


そう言って手を差し伸べてくれた。


彼の手を取ると、なぜかすごく安心できる。


一番最初、アタシが学校へ行けなくなって道端で座り込んでいたとき。


あのとき。

初めて手を取ったあのときも。



< 208 / 463 >

この作品をシェア

pagetop