ウソナキ。

そしてケイコさんがそっとアタシに声をかける。

「ミライちゃん今日はありがとう」


ケイコさん・・・この2日で少し痩せたのかな?

黒の喪服のせいか顔色もよくないように見える。

そんなこと思いながら彼女を見つめる。

そそて彼女の隣には鳴滝さんが寄り添うように立っている。


アタシの隣には。

もう、

タクミくん、いない。


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