嘘の無い想い
消えた………証し
「なんか…………変じゃね?」


見慣れた………というか、見慣れ過ぎの自分の部屋。
昨夜ここを出てからもう少しで丸一日がたつ。

たったの一日なのに、どこかが違ってる。

なんだろう………?

この違和感は。


「入るぞぉ!」


チャイムも鳴らさずにやってきた来客。


「えっと……………もしかして、今、おかえり?」


キャップをかぶったままの俺をジロリと見た龍。


「お泊まり?」


「まぁな。なんか用か?」


「用っつうか、なんつうか……謝罪と叱責?」


「はぁ?」


とりあえず小さなテーブルを挟んで座った。

龍が偉そうに


「ま、座れ。」


なんて言うから。


「で、何?」


煙草に火をつけながら、龍を見た。



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