僕らの時間〈2〉
マフラー
「…さっぶい」

「本当にサブいな」

「ええ、安達さん何か?」

下駄箱から靴を取り出して校門に向かって歩く隣に並んでいる。

「一緒に帰ろうよ」

「嫌です」

きっぱりー!!!!叫ぶ安達さんに少し笑ってしまう。

安達さんは本当に、このままでいて欲しいと微かに思ってしまう。





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