僕らの時間〈2〉
偶然という運命
最近、出来た本屋に足を運ぶ。けっこう品揃えもあってなかなかいい。

つっても、250円の少年誌しか買わないけど。
ぶらぶらと周りのコミックを見渡しながらレジに向かう。

「いっらしゃいませ。
1点で250円になります」

綺麗な長い黒髪に綺麗な瞳に目を奪われた。

ああ、きっとこれが一目惚れと言うんだろうか。

「お客様?」

「…あ!ああ!すみません!」




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