カミサン伝説「山手線編ドバイバージョン」
 ある日、
 女が山手線に乗ってぼけっと座っていると、
それらしい男が隣に座った。

 何故、それらしいかと言うと、
座った瞬間強い悪臭がしたが、
格好はスーツ姿で頭は
どんぐりのようで顔はありくいのようだったからだ。

 その男は
まるで声をかけて欲しいかのように黙って座っていた。

 カミサン伝説によると
運良くカミサンに出会ったら
とにかく無視することが必要だと言う。

 特によいことを望むならそれは必須だという。

 そして、カミサンから声をかけられて
上手く対応すれば良いことが起きるとのことだ。

 逆に、自分から心の中だけでも
カミサンに願い事をしたり、
邪心をいだいたりしてはいけないという。

 最悪なのは話しかけて
あんたは化け物ですかと訊くことだという。

 これらの場合、最悪死ぬこともあるという。
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