くちづけのその後で
「海斗君の“斗”とお兄ちゃんの“斗”って、同じ漢字やわ♪」


当たり前だけど、海斗はまだ漢字なんてわからない。


だから西本君に言われても、小首を傾げていた。


「海斗と颯斗君は、“と”が同じやって♪」


そう説明しても、海斗はパッチリした目であたしを見つめながら、やっぱり不思議そうにしている。


「まぁイイわ♪」


そう言った西本君が、あたしと海斗を交互に見た。


「二人とも泥だらけやん!」


そして、彼はプッと笑った。


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