くちづけのその後で
西本君と公園で遊んでから1ヶ月程が過ぎた土曜日の午後、あたしは真子ちゃんと近所のファミレスで待ち合わせをしていた。


「お疲れ様♪」


「もう本当に疲れましたよ……」


仕事を終えたばかりの真子ちゃんは、椅子に座るのと同時にため息をついた。


「海斗君、こんにちは♪」


「こんにちはぁ!」


「海斗君、めっちゃ可愛い〜♪」


「へへっ♪」


真子ちゃんに頭を撫でられた海斗は、照れ臭そうな表情を見せながらも嬉しそうに笑った。


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