恋〜彼と彼女の恋愛事情〜


「あ、暁?」

純は今していた話を聞かれて真っ赤になる。

そのあと3人がぞろぞろと部屋に入る。

「ちょ、ちょっとなんなの?」

未那が翔太に怒る。

「まあ、いいじゃん・・・今日で最後だし、皆で寝ようぜ・・・」

洸一はそう言うと香奈枝の隣に布団を敷く。

女の子たちは話がしやすいように頭をあわせて上下2組ずつ敷いていた。

その隣に男たちは布団を敷く。

「なんか・・・・変な感じ・・・」

香奈枝が言うと

「そだね」

と、たまちゃんが答える。

「修学旅行でもこんな事ねーからな」

暁は少し楽しそうに言った。

「あ~、落ち着く~」

聡はたまちゃんの腕をモミモミしていた・・・・。



その日の夜は8人でワイワイ言いながら・・・眠ったのは朝5時を回っていた。

・・・寝なくてもいいじゃないか・・・。



こうして8人の高校最後の夏休みが過ぎていった。














~完~








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