ご機嫌斜めな恋愛事情
2☆☆☆エイト13歳
今日から袖を通す真新しい中学の制服。



まだ慣れていないせいか、



なんだか落ち着かない気分に包まれる朝。



でもさ…………あれっ??



思っていたより似合ってるじゃん。



鏡に映った自分を見て、



思わず笑いが込み上げる。



『中学……か…』



期待も希望も特にないような中学への入学。



嬉しいとか楽しみだとか、



そんな前向きな思いは何ひとつねぇけど、



まっ、サッカー部への入部が唯一の楽しみってとこか。



『今日からあたし、エイトの先輩だねっ』



俺の隣にはトーストにバターを塗りながら、



ニッコリと笑う姉ちゃんがいた。

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