しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
「そう言われると可哀相だけど、面白いから言うわ♪」
織姫さんがそう言うと真亜夜が口をはさんだ。
「せめて本人の前はやめたほうが・・・・・・。」
そうすると織姫さんは手をパチンッとたたき
「それもそうね。あげはちゃんこっちにいらっしゃい。」
そう言われて私と織姫さんは部屋を出た。
広いお屋敷を長々と歩き、階段を上った。
階段を上った先には廊下があり、1つだけ不自然に襖の部屋があった。
「なんであそこだけ襖なんですか?」
私がそう聞くと織姫さんは即答してくれた。
「私の部屋ですもの。」
(そんな・・・・自分の部屋のためにあそこだけ襖にするって・・・・・
しかもココ自分の家じゃないのに。)
ビックリしてるとあっとゆう間に織姫さんの部屋の前まで着いた。
「どうぞ。」
織姫さんはそう言ってスーッと襖を開けた。
そこは当たり前だけど久しぶりに見る床一面に広がった畳に日本人としてやっぱり感動した。
「まあ、とりあえずそこに座って。」