ウラコイ



「何であんたが!……仕組んだのね、あんた達」


「…」


真樹ちゃんは一人で話してる。



「槌谷みちるはどこよ!志摩ゆいっ。」





あたしは妙に落ち着いてた


「いないよ。真樹ちゃん、教えられない。」




「…でも、槌谷みちるが一人で逃げるわけ……」







「神田君…と?でも…彼は…」




そうだ

神田君に化けた甲斐田君がいる




「…ねぇ神田君そんなに好きだったの、真樹ちゃん」





真樹ちゃんは 私を睨んだ



「…お人好しにも程があるわよ。」




< 411 / 631 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop