ウラコイ



「二人ともそろそろ時間でーす。」


「はーい……」











〈編集部〉
あたしは呑気に
小道具リストを点検してた






バン


「茅ヶ崎さんっ!!……山梨に行ったカメラ1班が、崖崩れに…あいました」



カメラ一班



「…中條…。カメラ班っつたら、竹ちゃんが乗ってる…」



中條プロデューサー(若手)
は頷いた



「ちょっと!茅ヶ崎さん…」




わたしは 茅ヶ崎さんの前に行った





「みちるが乗ってますよね…。いいんですか!?」






「待て。確認をとってる、山梨県警に電話だ」






茅ヶ崎さんの 冷静な
声が少し震えていた




「本当っすか、茅ヶ崎さん…」




佐藤が ぼうっと突っ立ってた




編集部は シ……ンと
した空気になった





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