ウラコイ
茅ヶ崎さんは
カメラにストップをかけた




「記憶が戻っ……たのか。槌谷」




「はい……、何とか…。」




父さんが 背中を押してくれた





「良かったなぁ…」



茅ヶ崎さんは
ははっと笑いながら



頷いた。




「すいません。不注意で怪我までして、記憶を……」




わたしは 茅ヶ崎さんの
事を忘れてしまっていた…






「…いいよ。皆喜ぶだろうよ、良かったな。…なぁ槌谷、本当に良かったな」




涙目になっていた






「……みんなの事…思い出したの?じゃあ彼は、」





美帆は翔太君を指した




「うん。神田翔太君だよ、」




茅ヶ崎さんを
ガバッと押し退けて


私の前に来て 肩を掴んだ。






「じゃあ、志摩ちゃん、甲斐田君…、神田兄、佐藤君、…工藤君、竹さん…、あぁえと、…」





「皆思い出したよ。竹さんも、工藤君も志摩ちゃんも…」





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