彼は彼女にしか笑わない[短編]
想い
あ--------
--------
玲矢く..ん

「いや、あの盗み聞きしたわけじゃ..なくって!!」

「別に、気にしないよ。」

...?
「玲矢くん!!」

「何??」

「和田先(世界史の先生)のまねぇ~」

「古河は馬鹿なの??」

「えっ?あ...いや”」
泣いてるのかと...思って//

トコトコ
 私はだまって玲矢くんの後ろをついていった。

「好きな人できたんだって。」
 「え??」

「彼女、好きな人できたんだって」
そうだったんだ。

「馬鹿だよね、俺だけ本気だったみたい」

「そんなことない!!」
 「そんなことないよ!私好きとかよく分かんないけど..」
「でも玲矢くんはそれだけ好きだったって事でしょ?素敵だよ!!」

「そんなこと初めて言われた。」
 玲矢くんは言った。

「さんきゅっ」
「え?何か言った?」

「何にも..」
そぅ?
少し元気でたかな?



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