王子嫌いなお姫サマ☆

突然の別れ-龍Side-



雫を家まで送った帰りに、飲み物でも買おうとコンビニに入った


それと同時に鳴り響く俺の携帯



ディスプレイには『秀哉』の文字



「もしもし。秀哉」



『おい!龍っ!姫と一緒か!?』



何焦ってんだ?こいつ?



「いや。今、家に送った。なんかあったのかよ?」



『とにかくお前今、どこにいるんだよ!?』



どこって―……


「駅近くのコンビニ。」


『じゃあ今から行くから!ここから近いし、待っとけよ。』



意味がいまいちわからなかったけど『あぁ』と言って電話をきった



そして2、3分もしないうちに2つの影が俺に近づいてきた



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