王子嫌いなお姫サマ☆
「……ッ…ウッ……」
我慢していた涙がこぼれ落ちてきた
視界が滲んで足がおぼつく
「あっ―れ―♪さっきの子じゃん♪」
うつ向いてたあたしの目に映る、男物の靴
ゆっくり顔をあげるとさっき話しかけてきた男たち
「なに―?彼氏とケンカでもしちゃった―?」
そう言いながら肩に手を置いてくる
「ちょっと!止めて!」
直に触られたところから寒気がくる
「ね♪どうせ彼氏に捨てられちゃったんでしょ♪だったら俺たちと楽しいことしようよ―♪」