キミの魔法



その日、2限から全部の授業に出てみた。

やっぱり授業内容は何をやっているのかさっぱりついていけなかった。

でもそんなことしてるってことは、まだ心のどこかで亜美と同じ大学に行くことを諦めきれずにいるのかもしれない。


来年も変わらず亜美と一緒にバスに乗って、くだらない会話をしたいんだ。

亜美がいないバスなんて考えられない。

お前から俺に話し掛けておいて、いなくなるなんてありえねぇぞ。




決めた。


死ぬ気で勉強してやる。










< 6 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop