空中ブランコ
━━ー・・・・そんな顔しないで・・
癒すような彼女の声が、頭を駆け巡る
「(はっ、・・・・・・・元帥に抱えられて泣きそうな顔をしていたくせに
・・・・・・腹が立つ。
聖者の言う『牢獄の番人』が怖いくせに…………
だからだろうな…
ずっと隠しては人の事ばかりに苛々して、出さなくていい手を出てしまった。)」
闇に浮かび上がる、金と銀
「・・・・・・・・乱してくれますね、メリー・アレッサ」