空と君へ…
第二章

天使の出会い

「遅いよぉ~!!」

知るか。
これでも急いだんだ。

「今日は朝から各委員会で集まりがあるんだよ」

「…それで?」

「それでって…」

全くと言いながら呆れた顔をする真奈美。

しばらく歩くと学校が見えてきた。

「今日も遅刻ギリギリだね」

携帯の時間を見ながら真奈美が言った。

「…別に遅刻でもいいけど」

そう言った私に真奈美が、

「ダメ!!真奈美絶対遅刻は嫌!!陽菜もダメ!!」

そう力説するのはいいけど、

「…遅刻する」

「……あぁー!!」

叫びながら私の手を取り走り出す。

…私を走らせるな。






「今日は朝から各委員会ごとに集まりがあるぞ!!…どこかは自分たちで確認しろ。以上!!」

やる気があるのかないのか分からないな。
この担任。
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