二次元少女@

第一章

『ピピピピッピピピピッ』

「お兄様~朝でっすよー♪」

「んあ?もちょっとだけ…」

「もーう早く起きないとママが襲っちゃうぞ~」

『バサッ』

『ぎしっ』

「よいしょっと」

「ふあぁ~…なっ!なに母さんベッドの中はいってきてるのっ!」

「いーじゃない♪寒いんだし寄添ってねましょっ
 あ、ちなみに今8時ねっ
 さあ寝ましょ寝ましょ♪」

「はち…っ寝ましょ!じゃないだろっ!遅刻するって!」

「えー」

「えーじゃないのえーじゃ!」

「はいはい…ご飯は下にあるから食べてねー」



やべやべやべ!

遅刻するって!

俺はいそいで着替えし、

ご飯茶碗と箸をもって家をでた。

「いってらっしゃぁ~い。ふぁぁ~あー眠い寝よっと~」

頭の中がほののんとした母の声が2階からきこえてきた。

「それじゃ!いってくるから!」

時間が!15分まであと10分!

「今日は遅刻だな」


俺はあきらめて、歩きながら白米を食べて、学校に向かう。

はずだった。

「なーなしくん!」

「遅刻しちゃうよう?」

「んっ?ミク・ミキ!お前らも遅刻したのか!」

「ってか俺の名前は名無しじゃないから!」

「あのねーミク姉とベッドでいちゃいちゃしてたらおくれちゃった~」

「ねーミク姉?」

「そうだよーねーミキー」

「は、ははは」

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