揺れる虹
誉められるような………スキャンダルなのだろうか?

頭の中は、あっというまに美羽のことでいっぱいになった。

移動車の中でいろんなことを考えた。

良いことから最悪なことまで全て。

最悪…………考えたくないけれど、考えておかなければならない。

社長が誉めた。

それでも、俺にとって誉められた出来事とは限らない。

思い付くだけの最悪なパターンを頭の中で整理する。


「瞭、行くぞ。」


気付くと車は事務所についていた。

マネージャーの後ろを歩きながら、どんな表情をしようか考えていた。

とりあえず、神妙な表情を選択。

誉められるにしろ叱られるにしろこれが一番。

そんな俺をマネージャーが振り返り、同情するように溜め息をついた。



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