蝶々
序章
朝7時半。

私の朝は早い。


入り口からエレベーターで7階まで上がり、
誰もいない薄暗い廊下を通り、
同じように誰もいない教室のドアを開け、
電気と換気扇、そして冷え込んだ冬の朝の空気を暖める暖房をつける。



・・・これが私の毎朝の始まり。

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