蝶々
「…だからあんたには言わなかったんだけど」


本気でイライラしながら乃々香に言った。


「いーじゃん結果オーライ?」

「最悪…自分の自慢でもすればいいじゃない」


私は乃々香もAOで決まっているのは知っている。


「だって言うほどのことじゃないし」

「で?私の話だけたくさんしたわけだ」

「いーじゃん、気にし過ぎだって」

「で日曜日遊ぼうって?もうすぐ期末もあるのにふざけすぎでしょ」


私は2組を足早に出て行った。
冷え込みの激しくなってきた11月でもこの学校は廊下まで暖かい。
嬉しいはずのその設備までもが今は頭に来る。
< 69 / 79 >

この作品をシェア

pagetop