意地悪な上司


「水野さん昨日のことで話があるのでロビーで」




「はい……」



本当は向井先生の所に行きたかったけど

速見さんに昨日のことを言われたら゙はい゙としか言えない




ロビーで待つと速見さんが来た




「とりあえずご飯食べながらにしよう」




会社の近くにあるイタリアンだった



速見さんは赤ワインが好きなようで


でも私にはジンジャーエールって………


昨日ことが間違いなく関連してるよね?






「もう向井先生の担当は編集長だから

若湖ちゃんは違う担当を付けてあるから向井先生は忘れて」




「昨日のことは心配かけてすいません

でも向井先生が悪いんじゃないんです…」



「どっちにしろ向井先生も若湖ちゃんも悪い

もし編集長が知ったら怒る
あっ編集長には水野若湖には向井先生の担当は合わないと言ったし

向井先生もそれに合わせてもらったから」




そんな一方的な



「悔しかったら次の担当の作家に賞でも取らして自由に指名出来るような敏腕担当になることだ」




「分かりました……」




速見さんの言うことは正しい


だから次の作家には賞を取って持っていつか向井先生の担当になろう







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