満ち足りない月




それは優しくもあり、冷たくも感じる不思議な言葉で、セシルはしばらくその言葉の意味が分からなかった。



セシルは頭を上げ、ラルウィルと目を合わせた。


彼は嘲笑するかのような笑みで、さっき言った言葉が本当なのかどうか、セシルには分からなかった。



「俺はヴァンパイア。つまり吸血鬼だよ」
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