fight*girl







「そういや天界に行くの夜中やっけね?」


「んー、多分」





多分って…。


昨日はっきり言いましたよね?


満月の時しか無理って。


でも、





「やっと栄子に会えるんやぁ…」





長かった。


あれから一週間しか経ってないけど長かった。





「よかったな」


「うんっ」





頭をポンポンされて、更に上機嫌。


幸せー…。






「あっ、そうや!!!」


「なんやねん」


「天界行くならそれなりの格好しなっ」





優羽から離れてバタバタと部屋に向かう。


めっちゃ機嫌悪い顔してたような気がするけど、気にしない!!!





「やっぱり綺麗にしとかんとねっ」


「うわ、何これ」


「女の子の道具ー」





部屋から持ってきたのは化粧道具やら、アイロンやらいっぱい。




タイムリミットは夜中二十三時!!!



やっぱ一時間前には用意終わらせなきゃねっ。













って時間ありすぎやけど。



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