fight*girl





「お前…!!!」


「何度もややこしくてごめんね」




私の拳を手の平で受けたまま、櫂莉は衝撃で後ずさる。

ミシミシと伝わる振動に手応えを感じた。



―力が溢れてくる。




「今度こそあい、愛莉じゃない」


「…そうか」


「大丈夫、死ぬときは一緒やから」





蹴り上げ、空まで飛ばす。

そして同じ様に私も空を飛んだ。








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