繋いだ手を…
『でも、今回の婚約者かっこいいじゃん!結構よくない?』

「顔だけよ。顔だけ」

『そっそうかな?』






アタシを必死にはげましてるのは【上戸綾衣(カミトアヤイ)】。


小学校の頃からの幼馴染みでアタシの1番の親友☆








綾衣には何でも話してきた。


恋愛の事。


友達の事。


悩みの事。




同じように綾衣もアタシに何でも相談してくれた。













「どうせまた断るよ」

『なんでよ!いい人かもしれないでしょ?みんながみんなお金持ちじゃないかもしれないじゃない』

「そう?」

『その写真もう1回見せて』

「はい…」

『!!!!!名前、名前は?』

「はい?」

『だから!この人の名前!!』

「え…。城戸――」





『城戸拓武(キドタクム)』






「え!!!」


『やっぱり!』

「綾衣、知ってるの?」

『知ってるも何も。拓武君はこの学校のアイドルじゃない!』

『そっ。俺ってアイドルなの』

「あっアタシ知らないよ!?そんな人」

『いっつも興味ないって言ってたもんね((苦笑』
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