MUSIC
『―――………ありがとうございました!!!』




唄い終わった。
クラスのみんなが、拍手をしてくれる。





「「わぁー、美依チャン凄いよね!!」」



「「遼太郎クンも凄いわよ♪♪」」










………うん。
アイツのピアノは何時聴いても凄いと思う。
めっちゃ、ムカつくけどさ…………







「ありがとうございます。じゃあ、これから二人で練習するから………」




「わかったよ♪
聴かせてくれて、ありがとーな★
じゃあ、オレら行くわ。
じゃーな、遼太郎と岡崎ぃ〜〜(笑)
頑張れよぉ〜♪」




えっと、クラス委員長の藤島くんだっけ?
こいつと仲いい子………
が先頭に立って、みんなを音楽室から出した。






「あっ!
美依ィ、教室で待ってるからね♪♪」



『うん♪♪
じゃ、小夏、後でね★゛』












あたしは、笑顔でみんなを見送った。












「「「わぁー、岡崎わ、笑ったよ///
マジ、可愛いよな///」」」
と男子が話しているのは、あたしの耳には届かなかったけど。

















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